年齢にかかわらず、普段の生活サイクルの乱れによって髪の毛が育成しづらい環境になると、抜け毛が進んでしまうことがあります。たとえば、髪の毛が成長する睡眠の時間が短かったり、昼夜が逆転していると自律神経と副交感神経のバランスがアンバランスになり、ホルモンの分泌に影響がでてきてしまいます。精神的なストレスはこの交感神経に大きな影響を与え、円形脱毛症になる方もいます。

食生活の乱れも同じで、野菜の摂取量が少なく肉ばかり食べていたり、油ものが多いなどの場合には、皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まってしまうと髪に栄養が行き渡りづらくなり、抜け毛につながることがあります。頭髪の毛穴は汗をかきやすいため、皮脂が貯まりやすい場所です。同じ理由で、喫煙の習慣がある方は、ニコチンが頭皮の血行を悪くすることも抜け毛の原因になります。また適度な飲酒は心地よい汗や血液の循環をスムーズにしてくれますが、過度になると肝臓に負担を与え、毛髪の細胞の成長を妨げてしまいます。